2015年10月11日、兵庫県立大学書写キャンパスで、兵庫県立大学姫路少林寺拳法部創立40周年記念式典が行われました。
初めに、この日のために遠方から来てくださったたくさんのOBさんを交えて、準備体操とストレッチを行いました。主座は第40代主将、板井が務めました。
次に基本の練習を、第36代主将の下田さんの主座で行いました。基本練習を通して、今自分たちが通常練習で行っている基本の内容が、昔も今も変わっていないことに気づきました。
基本突の後の休憩中、同期のOBさんたちは昔を懐かしまれて、それぞれ昔話に花を咲かせたり、また現役部員にいろいろなことを楽しそうに話したりしておられました。
休憩の後、現監督である藤本先生による技の指導が行われました。
今回指導していただいた技は、龍華拳の基本である逆小手でした。
OBさんと現役部員が円形に集まり、中央で板井と第39代主将の井上さんが逆小手のお手本を見本を見せていたとき、初代支部長の泉さんが度々おもしろい相槌を入れてくださり、とても賑やかな雰囲気になりました。
その後、部員とOBさんが互いに技を掛け合う時間をいただきましたが、中には久しぶりに逆小手をするOBさんに現役部員が教える、という場面もありました。
逆小手の次に、藤本先生は護身術として、仏骨という急所を教えてくださいました。現役で少林寺拳法を続けておられるOBさんの的確な仏骨攻めに、舌を巻きました。
最後に、藤本先生から法話をいただきました。
先生はその場で、生涯現役で少林寺拳法を続けることを約束してくださいました。
13時30分から、40周年記念式典を行いました。
初めに来賓の方が入場され、そして第38代主将の真鍋さんによって開式の辞が述べられました。
次に、主座を40期生の粟根が、打棒を同期生の齊藤が務め、鎮魂行を行いました。
その後監督である藤本先生からご挨拶をいただき、続いてOB・OG会会長の西口さんからもご挨拶をいただきました。最後に、現主将の板井が、OBさんに挨拶と感謝の旨を伝えました。
お越しになった来賓の方は、兵庫県少林寺拳法連盟大学ブロック委員長の森崎さん、同じく副委員長の峰さん、神戸学院大学少林寺拳法部主将の佐藤さん、武庫川女子大学少林寺拳法部主将の坂本さんで、全員から祝辞をいただきました。
続いて、初代支部長の泉さんにご挨拶をいただきました。
挨拶が終わり、現役部員による披露演武が行われました。
初めに披露したのは、緑帯の郭・柴谷ペアでした。二人とも動きが素早く迫力があり、大きな気合いも相俟って格好良く決まっていました。
次に披露したのは、茶帯の矢野と黒帯の藤堂ペアです。2人とも突きや蹴り、固めの動きの一つ一つがとてもしっかりしていました。
3組目は茶帯の兼松・東ペアです。動きが大きく、気迫が出ていて勢いがありました。
最後は、黒帯の板井・井上さんペアでした。演武の構成に入っていた跳受身がとても印象に残りました。二人とも動きに切れがあり、現役部員やOBさんたちからも感嘆の声が漏れました。
演武の後は、現役部員による運用法です。
出場拳士は鎮魂行で主座と打棒を務めた粟根と齋藤でした。主審は5期生の山本さん、副審は7期生の福田さんと39期生の井上さんに務めていただきました。
二人とも素早い突き、蹴りや巧みな体捌きで、迫力ある運用法を見せてくれました。
最後は、関西学院大学の植田さんと奥田さんによる招待演武です。他大学の演武は現役部員にとっても新鮮で、動きに決めがあり、格好良く見えました。
招待演武が終わると、泉さんから藤本先生へ感謝状が渡されました。
藤本先生には1期生から現役生まで長きに渡ってご指導していただきました。これからも愛のあるご指導が受けられることを、現役部員一同感謝します。
第39代主将井上さんによって閉式の辞が述べられ、最後に集合写真を撮影しました。
18時から、ニューサンピア夢前で祝賀会を行いました。
初めに藤本先生からご挨拶をいただきました。
次に、泉さんからもご挨拶をいただき、藤本先生との出会いや学生時代の思い出話をされました。
そしていよいよ乾杯の音頭です。音頭は、1期生の廣實さんに取っていただきました。
乾杯の後、歓談の時間にOB・OGさん方だけでなく、現役部員も様々な思い出や最近の活動について話をしており、会場はにぎやかな笑い声に包まれました。
現役部員が来ていただいたOBさんに自己紹介をしている様子です。
そして2、3回生はOBさんと先生の前で役職と今後の目標を述べ、1回生は入部動機と今後の目標を述べました。
今後の目標は「精神的に強くなりたい」や「大会で賞を獲りたい」など様々であり、中には時折笑いを混ぜるなど、楽しい部員紹介となりました。
しばらくの歓談の後、1回生がこの日のために準備した芸を披露しました。
ビール瓶をラッパのように見立てたマーチングで入場し、改めて自己紹介。
藤堂が立派に挨拶をし、柴谷が「もののけ姫」を高らかに歌い上げました。独創的かつ愉快で、1回生の個性を感じられる素晴らしい芸でした。
芸が終わったあとは、またしばらく歓談となりました。現役部員やOB・OGさんはそれぞれ思い思いの席に移動するなど、存分に祝賀会を楽しまれました。
OB・OGさんには普段聞くことのできない多くのアドバイスや思い出話などをしていただき、現役部員の部活動や大学生活の励みとなりました。
楽しい祝賀会も終わりに近づき、最後に西口さんからのご挨拶がありました。
祝賀会中の現役部員の「この先ずっと部を存続させていきたい」という発言について、西口さんは「ただ続けたいではなく、どうやって続けていくかが大事である」と仰いました。
最後に、主将の板井による三本締め、写真撮影を終え、40周年記念式典祝賀会が閉会しました。